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今回はまろん大好きな潮吹き〜っ


最初の頃よりすごい上手になったよね、、


たくさんふいちゃった…！


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3Dアバター 萌ちゃん

## 潮音の雫

「ふふ、今日も調子いいみたい」

井栗まろんは、鏡に映る自分に満足げに微笑みかけた。指先でそっと唇をなぞる。昨晩、新しいおもちゃを試したのだ。その効果は予想以上で、まろん自身も驚くほどだった。

「最初はちょっとドキドキしたけど、慣れるとすごく楽しいんだよね」

まろんがおもちゃに夢中になるきっかけは、ほんの些細な好奇心だった。SNSで流れてくる、刺激的で楽しそうな投稿。それを、自分でも体験してみたいと思ったのだ。特に「潮吹き」という言葉に惹かれた。水しぶきが上がる様子は、まるで生命の輝きのようで、まろんの心を掴んだ。

初めておもちゃを使った時は、戸惑った。想像していたよりもずっと繊細な操作が必要で、思うような結果が得られずに、少し落ち込んだ。それでも、まろんは諦めなかった。何度も試行錯誤を重ね、おもちゃの特性を理解しようと努めた。そして、少しずつ、少しずつ、まろんは「潮吹き」のコツを掴んでいったのだ。

「ほら、こんなに綺麗に…」

まろんは、そっとおもちゃを手に取った。柔らかなシリコンの感触が、指先に心地よい。スイッチを入れると、かすかなモーター音が響く。そして、まろんの指先が、ある一点に触れた瞬間、それは始まった。

ぷしゅっ、という可愛らしい音と共に、細く、しかし力強い水流が放たれた。それは、まるで小さな噴水のように、空気を切り裂き、まろんの顔にかかった。ひんやりとした水滴が、肌を撫でる。

「わあ、やっぱりすごい！今日のまろん、最高！」

まろんは、思わず歓声を上げた。以前よりも、水流の勢いが増している。そして、そのタイミングも、より意図した通りにコントロールできている。この成長こそが、まろんを何よりも喜ばせるのだ。

「もっと、もっと、いっぱ〜い！」

まろんは、さらに指先を滑らせ、おもちゃの操作に集中した。水流は、まるで生き物のように、まろんの意志に応えて、様々な形を描き出す。時には細く鋭く、時には広がり、柔らかな霧となって空間を漂う。まろんは、その全てを、全身で感じていた。

「うふふ、なんだか、私自身もキラキラしてるみたい」

鏡に映る自分の姿は、いつもよりずっと生き生きとしている。頬はほんのりと赤く染まり、瞳は輝いている。まろんは、この瞬間を誰かと共有したいと思った。

「みんなにも、この楽しさ、伝えたいな」

まろんは、SNSで日々の活動を発信している。そこには、まろんが愛情を込めて育てている3Dアバター「萌ちゃん」の日常や、まろん自身のちょっとした出来事が綴られている。多くのフォロワーが、まろんの世界に魅了され、温かいコメントを寄せてくれる。

「みんな、まろんのこと、応援してくれるんだよね。だから、もっと頑張れる」

まろんは、SNSのアイコンをタップした。そこには、まろんが活動しているプラットフォームへのリンクが並んでいる。

「OTOBANANA、ci-en、Fantia…みんな、それぞれの場所で、まろんを待っててくれる」

まろんは、フォロワーとの繋がりを大切にしていた。彼らの存在が、まろんの日常に彩りを添え、新たな挑戦への意欲を掻き立てる。

「X（旧Twitter）も、もっと更新しなきゃ。みんな、まろんの日常も見てみたいって言ってくれてるもんね」

まろんは、指先で画面をスワイプした。そこには、フォロワーとの温かい交流の記録が残っている。まろんが投稿する写真や動画に、たくさんの「いいね！」やコメントが寄せられ、まろんの活動を後押ししてくれる。

「よし、今日はいつもより、もっとたくさん、みんなにまろんのこと、見てもらえるように頑張ろう！」

まろんは、決意を新たにおもちゃを手に取った。今度は、もっと大胆に、もっと創造的に。まろんの指先が奏でる潮音は、さらに豊かに、さらに鮮やかに、まろんの世界を彩っていく。

「ぷしゅーっ！」「ふぅ、もういっぱいいっぱいになっちゃった…」

まろんは、満足感に浸っていた。鏡の中の自分は、まるで水滴のようにきらめいている。それは、まろんが自分自身と向き合い、成長してきた証でもあった。

「まろん、すごいね。これからも、もっともっと、色んなことを、まろんのままで楽しんでいこうね」

まろんは、自分自身に優しく語りかけた。そして、再び指先がおもちゃに触れる。潮音の雫が、まろんの日常を、さらに輝かせていく。それは、まろんが創り出す、美しく、そして生命力に満ちた、小さな物語の始まりだった。

（了）