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※動画は1024x768サイズのMP4形式です。必ず体験版ダウンロード」にて再生できるかご確認をお願い致します。
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夕暮れの薄暗い部屋の中で、美咲はソファに横たわり、スマートフォンをいじっていた。画面には、中年男性に抗議するリストラされたOLの動画が流れていた。

「可哀想。こんな理不尽なことが…」

美咲はついつい同情の言葉をつぶやいてしまった。その瞬間、画面が切り替わり、見知らぬ男性が映し出された。筋肉質な褐色の肌、精悍な顔立ちをしていた。

「なんだこれ？」

美咲は眉をひそめた。すると男性は甘い声で語り始めた。

「美咲さん、お元気ですか？あなたをずっと見つめています。あなたの優しい心に惹かれています」

美咲の心臓がドキドキし始めた。「誰？この人？」

「私はトオルです。あの動画を見て、美咲さんに一目惚れしました。一度会いませんか？」

美咲は戸惑いながらも、トオルに連絡先を教えてしまった。

翌日、トオルと待ち合わせた喫茶店で、美咲は彼の意外な正体を知った。彼は元自衛官で、現在はボディガードとして働いていたという。

「素敵ですね」

美咲は胸をときめかせた。結婚して5年になる夫の正一とは、すっかりマンネリ化しており、トオルの若々しく情熱的な雰囲気に惹かれていた。

数日後、二人はホテルで逢瀬を重ねた。トオルの力強い肉体に抱かれ、美咲は恍惚感に包まれた。一夜を共にした後、美咲はトオルに打ち明けた。

「正一と離婚したいの」

「それは素晴らしい。僕と新しい人生を歩みましょう」

トオルは喜んで美咲の申し出を受け入れた。

しかし、トオルの甘い言葉の裏には、暗黒の秘密が潜んでいた。彼は美咲を孕ませるのが目的だったのだ。その後も二人は不倫を続け、美咲はお腹が大きくなっていった。

正一が美咲の浮気を知ったのは、ある夜のことだ。トオルが美咲の家に忍び込み、正一と乱闘になったのだ。正一はトオルを叩きのめしたが、美咲が妊娠していることを知って愕然とした。

美咲は正一に離婚を迫り、トオルとの新しい生活を始めた。しかし、幸せは長くは続かなかった。トオルは美咲のお腹が大きくなるにつれて、彼女の元から離れていったのだ。

孤独と絶望にさいなまれた美咲は、出産後にトオルから連絡があったことに安堵した。しかし、トオルの目的は美咲自身ではなく、お腹の子だった。

「美咲さん、子供を僕にください。僕は後継ぎが欲しいんです」

トオルの言葉に、美咲は絶望した。彼女にとって子供はかけがえのない存在だった。だが、トオルは容赦なく美咲から子供を奪い、二度と戻ってこなかった。

美咲は失意のどん底に突き落とされ、シングルマザーとして苦労をしながらも、子供を自分の人生の中心にして生きていった。トオルへの愛も憎しみも、時が経つにつれて薄れていった。

それから何年も経ったある日、美咲は公園でトオルを見かけた。彼は年老いて弱々しくなっていた。美咲は近づいて声をかけた。

「トオルさん」

トオルは美咲を見て驚いた顔をした。「美咲さん？元気でしたか？」

「ええ。あなたも」

美咲は淡々と答えた。「子供は元気よ」

トオルは悲しそうな表情を浮かべ、「美咲さん、ごめんなさい」とつぶやいた。「あの時は若気の至りでした」

美咲はトオルの言葉を遮った。「もう終わりよ。あなたと私はもう関係ない」

美咲は子供の手を引いて歩き出した。トオルは彼女の後姿を見つめながら、過去の過ちを後悔していた。だが、人生はやり直しが利かないのだ。美咲がトオルの傍に二度と戻らないことを、彼は知っていた。