【エロ動画】こうしてラブコメがはじまる【アダルトAVアニメ・ゲーム】

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タイトル　こうしてラブコメがはじまる
作者:ラテポップ(https://twitter.com/latte_pop_games)
ジャンル:ノベルゲーム
製作ツール: ティラノスクリプト

出演:
伊月香役:田中様
坂下みこと役:ロア様

■実行方法
lovestart.exeを実行してください。
アンインストールする場合はフォルダごと削除してください。


■お借りした素材
素材は以下の配布元様より使わせていただきました。ありがとうございます。
フリーBGM DOVA-SYNDROME
効果音ラボ
空想曲線(https://kopacurve.blog.fc2.com)

## こうしてラブコメがはじまる

伊月香（いつき・かおり）は、大学一年生。人付き合いは苦手だが、絵を描くのが大好きで、その才能は誰からも認められていた。ある日、大学の美術部に入部しようと訪れた部室で、彼女は彼に出会った。

坂下みこと（さかした・みこと）。美術部部長であり、絵の実力は伊月香をはるかに凌駕する、正真正銘の天才肌。しかし、その性格は掴みどころがなく、飄々とした態度で周囲を煙に巻く。一見すると冷淡で、誰にも心を開かないように見える。

「……ああ、入部希望者か。絵を見せてみろ」

みことの言葉は淡々としていた。伊月香は緊張しながら、最近描いた作品をみことに見せた。それは、色鮮やかな夕焼けを背景に、一羽の鳥が飛翔する絵だった。みことはその絵を、まるで宝石を見るかのようにじっと見つめた。

数秒間の沈黙の後、みことは口を開いた。

「…合格だ。だが、君は、少し変わった絵を描くね」

「…変わった…ですか？」

伊月香は戸惑う。褒め言葉なのか、批判なのか、判断がつかなかった。

「そうだな。良い意味で、普通じゃない。他の人には真似できない独自の感性がある」

みことの言葉は、予想外に伊月香の心を揺さぶった。初めて、自分の絵を肯定された気がした。それからというもの、伊月香は美術部での活動を積極的に行うようになった。

しかし、みこととの関係は、相変わらず掴みどころのないままだった。部室では、みことと二人きりになる機会も多く、伊月香は彼のことを少しずつ知っていく。

彼は、絵を描くこと以外にはほとんど興味を示さず、会話も最小限。しかし、時折見せる彼の笑顔は、普段の冷淡な表情とはまるで別人のようだった。特に、絵について議論している時、みことの目は輝き、熱意に満ち溢れていた。

ある日、伊月香はみことの姿を校舎の外で見かけた。彼は、一人、街路樹の下でスケッチブックを広げ、何かを熱心に描いていた。伊月香は、その様子を遠くから眺めていた。

その絵は、夕焼け空を背景に、一羽の鳥が飛んでいる絵だった。伊月香が以前みことに見せた絵と、非常に似ていた。

「…あれは…」

伊月香は、自分の絵を参考にしているのかもしれない、と気づいた。しかし、みことはそれを否定することも、肯定することもなく、ただひたすら絵に集中していた。

それから数週間後、美術部の作品展が開かれた。伊月香は、自分の絵を展示した。その隣には、みことの絵が飾られていた。伊月香の絵とは全く違う表現方法だが、同じ夕焼けと鳥をモチーフにした作品だった。

作品展の後、みことは伊月香に声をかけた。

「…君の絵を参考にさせてもらった」

みことの言葉は、意外にもストレートだった。伊月香は驚きを隠せない。

「…え？でも、あの絵は…」

「…そう。あれは、君が描く鳥の羽の動き、空気感を表現したかったんだ」

みことの言葉に、伊月香は胸がドキドキした。彼の言葉には、今まで感じたことのない優しさがあった。それは、絵への情熱と同じくらい、熱くて純粋な感情だった。

「…ありがとう」

伊月香は、照れながらそう答えた。

それからというもの、みことと伊月香の関係は、少しずつ変化していった。みことは、以前より伊月香に話しかけるようになり、一緒に絵を描いたり、作品について語り合ったりするようになった。

二人の間には、言葉では言い表せない、特別な感情が芽生え始めていた。

それは、まるで、ノベルゲームのシナリオのような、甘酸っぱい恋の始まりだった。

「…ねえ、みこと」

「…なんだ？」

「…あのね…」

伊月香は、深紅に染まる夕焼け空の下で、みことを見つめた。

こうして、彼らのラブコメは、静かに、そして熱く、始まったのだ。  二人の未来は、まだ誰にもわからない。しかし、夕焼け空の下、共に絵を描く二人の姿は、希望に満ち溢れていた。  そして、それは、まさに、「こうしてラブコメがはじまる」という、物語の始まりだった。