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ゴブリン・孕スメントの詳細情報まとめ。安全に無料動画視聴!

商品ID RJ01474253
タイトル ゴブリン・孕スメント
紹介文 ※公式サイトhttps://www.dlsite.com/の商品概要より引用









サークル名 みるくせーき
販売日

 

## ゴブリン・孕スメント

蒼い月が夜空に冴え渡り、森の木々が影絵のように蠢いていた。その闇の奥深く、苔むした洞窟の入り口に、一人の人間が膝をついていた。名前はリアム。かつては腕利きの冒険者だったが、今はただの捕虜だ。粗末な獣皮の服に身を包み、髪は乱れ、顔には深い傷跡が刻まれている。

「…まだか…」

リアムは乾いた唇を舐め、震える手で腹に触れた。そこには、もはや彼の身体の一部と呼べるほどに膨らんだ、異様な膨らみが存在していた。それは、数週間前に彼を襲った、あの忌まわしい存在によってもたらされたものだった。

ゴブリン。本来、彼らが人間を孕ませるなど、ありえないことだった。しかし、あの夜、リアムは仲間と共に、迷い込んだオークの巣窟を制圧した。しかし、その奥に潜んでいたのは、ただのゴブリンではなかった。特殊な魔力を持った、変異したゴブリンだったのだ。そいつは、リアムに触れた瞬間、彼の身体に異様な変化をもたらした。

最初は腹部の違和感だった。次第にそれは膨らみとなり、日に日に大きくなっていく。そして、その存在が「何か」であると悟った時、リアムは絶望した。ゴブリンの、子供を宿している。

「くそっ…こんな…こんなはずじゃなかった…」

彼は呪うように呟いた。冒険者として、数々の魔物を退治してきた。しかし、まさか自分が、魔物の生殖行為の対象になるとは。ましてや、その結果を自らの胎内に抱えることになるとは。

洞窟の奥から、ゴブリンたちのざわめきが聞こえてくる。彼らはリアムを「特別な存在」として、丁重に扱っていた。いや、丁重というよりは、崇拝に近い。彼らは、リアムの腹の膨らみを、神聖なものとして見つめていた。

「…いつまで、ここで…」

リアムは立ち上がろうとしたが、重くなった腹に阻まれ、ふらついた。胎内の「何か」は、時折、力強く胎動した。それは、リアムの身体を内側から侵食していくような感覚だった。

「…このまま、俺は…」

彼は、未来を想像する。このままゴブリンの子供を産み、そしてその子供と共に、ゴブリンとして生きていくのか。いや、そもそも、人間として生きられるのか。身体は、胎内の異物によって、徐々に変質していくのを感じていた。肌は硬くなり、指先は爪のように鋭くなっている。

「…逃げなければ…」

しかし、どこへ?この洞窟から出たところで、人間社会が彼を受け入れるだろうか。ゴブリンに孕まされた人間など、狂人として扱われるか、あるいは、その腹の子を恐れて、捕らえられ、実験台にされるだけだろう。

リアムは、涙を拭った。かつての仲間たちの顔が浮かぶ。彼らは、リアムが何者かに襲われたと勘違いしているだろうか。それとも、もう死んだと思っているのか。

「…ごめん…」

小さな声で、彼は呟いた。

その時、洞窟の入り口から、光が差し込んだ。数人のゴブリンたちが、何かを運んできたようだ。彼らは、リアムに差し出した。それは、見たこともないほど大きくて、色鮮やかな果物だった。

「…これは…?」

リアムが怪訝な顔をすると、ゴブリンの一体が、拙い言葉で説明した。

「…あなた様…お腹の…元気…」

彼らは、リアムの身体の変化を、祝福として捉えていた。そして、その「祝福」を育むために、最良のものを用意しようとしていたのだ。

リアムは、その果物を手に取った。触れると、柔らかな温かさが伝わってくる。これは、彼を救うためのものなのか、それとも、胎内の「何か」をさらに成長させるためのものなのか。

彼は、腹に手を当てた。胎動は、先ほどよりも激しくなっている。

「…俺は、どうなるんだ…」

その問いに、応える者はいない。ただ、蒼い月だけが、静かに夜空に浮かんでいた。

数日後、リアムの身体は、さらに変化していた。肌は緑がかり、背中には僅かにコブのようなものが現れ始めていた。視力は格段に向上し、闇夜でも物が見えるようになっていた。そして、腹はさらに膨らみ、皮膚は薄く、張り詰めていた。

ゴブリンたちは、リアムの変化に歓喜していた。彼らは、リアムが「母」となり、彼らの新たな種族が誕生すると信じていた。彼らは、リアムのために、心地よい寝床を用意し、珍しい食料を運んできた。

しかし、リアムの心は、静かに荒れ狂っていた。彼の身体は、もはや人間のそれではなかった。胎内の「何か」は、確実に彼の精神をも変質させていた。時折、彼の脳裏に、ゴブリンたちの遠吠えのような声が響く。それは、彼自身の声であるかのように、恐ろしく感じられた。

「…もう、無理だ…」

彼は、洞窟の片隅で、静かに涙を流した。もう、元には戻れない。人間として生きることも、ゴブリンとして生きることも、どちらも彼には許されない。彼は、この世ならざる「何か」と、彼自身との狭間で、ただ存在しているだけだった。

その夜、リアムは、奇妙な夢を見た。緑豊かな森の中を、一匹のゴブリンが駆け回っている。そのゴブリンは、リアムの顔をしていた。そして、その隣には、もう一匹の、小さなゴブリンがいた。そのゴブリンもまた、リアムに似ていた。

夢から覚めると、リアムの腹は、これまで以上に張り詰めていた。そして、体内から、規則的な鼓動が聞こえてくる。それは、胎動とは違う、力強い、生命の鼓動だった。

「…もう、すぐ…」

彼は、震える声で呟いた。

ゴブリンたちが、リアムの元に集まってきた。彼らの顔には、期待と興奮が入り混じっていた。彼らは、リアムの産む「奇跡」を、今か今かと待ち望んでいた。

そして、その瞬間は訪れた。

激しい痛みが、リアムの身体を襲った。彼は、悲鳴を上げることもできず、ただ、その痛みに耐えた。胎内の「何か」は、力強く、外部へと押し出されようとしていた。

ゴブリンたちの歓声が、洞窟に響き渡った。

リアムは、朦朧とした意識の中で、温かいものが、自身の身体から離れていくのを感じた。そして、小さな、しかし力強い鳴き声が、彼の耳に届いた。

それは、赤ん坊の泣き声だった。

しかし、その声は、リアムが想像していたような、人間の子の泣き声ではなかった。それは、どこか、野生的な、野性味を帯びた声だった。

リアムは、最後の力を振り絞り、顔を上げた。

そこには、一匹の、小さなゴブリンがいた。その顔は、見慣れないものではあったが、どこか、リアムの面影を宿していた。そして、その小さな身体は、奇妙なほどに、力強く脈打っていた。

ゴブリンたちは、その赤ん坊を、歓喜の声を上げながら、抱き上げた。彼らは、この新しい命を、自分たちの「神」として、崇めようとしていた。

リアムは、静かに目を閉じた。

彼の身体は、もはや、彼のものではなかった。彼の魂は、もはや、人間のものではなかった。彼は、この世ならざる「何か」によって、その存在を書き換えられてしまったのだ。

蒼い月は、静かに洞窟を照らし続けていた。そして、その闇の中で、新たな「母」と、その「子」が、静かに、しかし力強く、その存在を刻み始めていた。ゴブリン・孕スメント。それは、リアムという人間の、悲しくも、そして奇妙な、新たな始まりだった。

 

 

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