【エロ動画】ヒロイン陵○MP4動画集8 [マシュのターン]【アダルトAVアニメ・ゲーム】

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巧みに罠をかわし、基地中枢へと侵入をしたマシュだったが
それこそがマシュを捕える為に仕組まれた罠だったのだ・・・

## 鉄鎖の牢獄（マシュ・キリエライト）

星を喰らう者、その禍々しき名を持つ巨大な建造物は、漆黒の宇宙を静かに、しかし確かな威圧感を放って漂っていた。その深淵めいた内部、無数の通路と複雑怪奇な構造を持つこの要塞の中枢を目指し、一人の英霊が果敢にも潜入を果たしていた。名をマシュ・キリエライト。彼女の傍らには、ご主人様である藤丸立香が、常に共に戦ってきた。

しかし、今日の状況はこれまでとは異なっていた。

「マシュ、大丈夫かい？通信が途切れがちだよ」

立香の心配そうな声が、耳元の通信機から微かに届く。マシュは遮蔽物に身を隠し、息を潜めていた。先ほどまで幾度も繰り返してきた巧みな動きで、敵の配置を掻い回し、幾重にも仕掛けられたレーザーグリッドや監視システムをすり抜けてきたはずだった。だが、それはまるで、精緻に仕組まれた舞台の上で踊るかのようだった。敵は、マシュの動きを、その能力を、予測し尽くしていたかのようだ。

「マスター、大丈夫です。少し…敵の反応が鈍いような気がします。まるで、私の動きを先読みされているような…」

マシュは眉を寄せた。確かに、通常であれば激しい抵抗に遭うはずの箇所が、拍子抜けするほどあっけなく突破できた。それは、まるで彼女の侵入を歓迎しているかのようにも思えた。しかし、その裏に潜む不穏な気配に、彼女の第六感が鋭く警鐘を鳴らしていた。

そして、遂に彼女は目指す場所、この基地の中枢へと到達した。そこは、想像していたよりもずっと静寂に包まれていた。中央には、巨大なクリスタルのようなものが、淡い光を放ちながら鎮座している。その周りには、幾人かの敵兵が配置されているだけだった。

「これが…？特にこれといった仕掛けは見当たりませんが…」

マシュは慎重にクリスタルに近づこうとした。その瞬間、彼女の全身を鋼鉄の冷たい感触が駆け抜けた。足元に仕掛けられていた隠し扉が、音もなく開き、その中に吸い込まれるように落下したのだ。

「きゃっ！」

短い悲鳴と共に、彼女の姿は視界から消えた。

「マシュッ！」

立香の叫び声が、通信機から途切れた。

マシュが落下したのは、深淵とも言える牢獄だった。硬質な金属で覆われた円形の空間。天井や壁、そして床に至るまで、一切の隙間なく、しかし無数の光線が張り巡らされている。それは、攻撃ではなく、拘束のための光線だった。

「…これは…？」

マシュは身じろぎしようとしたが、その度に全身を電撃のような痛みが走った。どうやら、この光線は一種のエネルギーフィールドであり、彼女の動きに反応してさらに強く拘束する仕様になっているらしい。愛用の盾、ロール・シールドも、このフィールドの前では無力だった。

「巧みに罠をかわし、基地中枢へと侵入をしたマシュだったが、それこそがマシュを捕える為に仕組まれた罠だったのだ…」

脳裏に響いたのは、どこかで聞いたような、しかし確信めいた言葉だった。敵の言葉か、あるいは自らの心の声か。いずれにせよ、その言葉が現状を端的に言い表していた。彼女のこれまでの行動、全てが、この瞬間を迎えるための布石だったのだ。

「くっ…」

マシュは歯を食いしばり、抵抗を試みた。しかし、光線の拘束は強まるばかりで、彼女の力でも解放することはできない。むしろ、力を込めれば込めるほど、その反動で苦痛が増すばかりだった。それは、彼女の持つ守護者の力、その全てを無効化するかのようだった。

どれほどの時間が経過したのだろうか。牢獄の静寂は、マシュの荒い息遣いと、時折響く微かな機械音だけが満たしていた。彼女の体は徐々に疲弊し、精神的な焦燥感が増していく。

「マスター…ごめんなさい…私の力では、この檻を…」

言葉にならない悔しさが込み上げてくる。ご主人様を守るために、聖杯を、マスターの願いを叶えるために、この特異点に降り立ったはずだった。しかし、今この状況では、自分が守られるべき存在となってしまっている。

その時、牢獄の壁の一部が滑るように開き、一人の人物が現れた。それは、この基地を指揮する者の一人、あるいはそれ以上の存在なのかもしれない。漆黒の装束に身を包み、冷たい光を宿した瞳は、マシュの全身を値踏みするように見つめていた。

「マシュ・キリエライト。貴女は我々の期待以上の働きを見せてくれた。その忠誠心、その献身性、全てが我々の計画通りだ」

その声は感情を一切排した、機械的な響きを持っていた。

「計画通り…？私の侵入は、全て貴方たちの仕業だったというのですか？」

マシュは震える声で問い返した。

「そうだ。貴女の持つ『オルガマリ_ア』との共鳴。それは我々が最も必要とするもの。貴女の力をもってすれば、この星を喰らう者の真の力を解放できる」

男はゆっくりとクリスタルに近づき、その手に持つ金属製の棒のようなものをクリスタルへと触れさせた。すると、クリスタルはこれまで以上に強く輝き始め、マシュが囚われている牢獄へと、さらに強力なエネルギーが流れてくるのを感じた。

「貴女は、自分自身がこの星を喰らう者を目覚めさせる鍵だったのだ。どれだけ巧妙に罠をかわそうとも、最後には自らの意思で、我々の元へと辿り着く運命だったのだよ」

その言葉は、マシュの心を深く突き刺した。彼女の善意、彼女の勇気、全てが悪用されていたのだ。彼女自身が、人類を脅かす存在へと加担してしまっていたのか、という絶望感が彼女を襲った。

「そんな…私に限って、そんなはずは…！」

マシュは必死に否定しようとした。しかし、目の前で起こっている現実は、その言葉を虚しく響かせた。彼女の体から放出される魔力、それは確かにクリスタルへと吸い込まれ、この巨大な兵器の動力源となっているようだった。

「マスター…！私は…」

通信機を通して、立香の顔を思い浮かべる。彼の傍で、彼と共に戦うことこそが、自分の存在意義だったはずだ。それなのに、今、自分は彼の敵となりうる存在に利用されようとしている。

男はマシュの苦悶の表情を満足げに見つめていた。

「安心するがいい。貴女のその輝き、その力は無駄にはしない。やがて来る時、貴女もこの星を喰らう者の一部となるのだ。新たな時代の英霊として、祝福されて迎えられるだろう」

「私は…英霊など…」

マシュは唇を噛みしめた。英霊とは、人類史にその名を刻んだ英雄たちのことだ。しかし、自分がこのままでは、ただの兵器の動力源、あるいは破壊の象徴になってしまう。それは、彼女が最も望まない結末だった。

このままではいけない。たとえこの身がこの牢獄に囚われていようとも、何かできるはずだ。マシュは、自分自身に言い聞かせた。藤丸立香と共に戦ってきた日々、彼から学んだこと、そしてマスターを守りたいという強い意思を思い出した。

彼女はゆっくりと、しかし決意を込めて、牢獄の壁に触れた。光線の拘束は依然として強いが、彼女の指先から僅かな魔力が漏れ出し、壁の表面を伝わっていく。それは、小さな、しかし確かに抵抗の始まりだった。

「私は、藤丸立香と共に戦う英霊、マシュ・キリエライトです。私の心は、誰にも奪わせない…！」

彼女の言葉は、牢獄の静寂に反響した。その声には、絶望ではなく、むしろ強い決意が込められていた。たとえこの状況が、彼女を捕らえるための罠だったとしても、彼女は決して屈しない。必ずやこの牢獄から脱出し、マスターの元へ戻る。そして、この星を喰らう者の野望を打ち砕くのだ。

壁に伝わる魔力は、まだ微力で、何の変哲もない鉄壁にすぎない。しかし、その奥底には、人類の希望を背負う一人の英霊の、不屈の闘志が宿っていた。鉄鎖の牢獄の中で、マシュ・キリエライトの第二の戦いが、静かに、しかし確実に幕を開けようとしていた。