【エロ動画】ブラック遊楽園II: 黙示録【アダルトAVアニメ・ゲーム】

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## 黙示録遊園地 - Apocalypse Amusement Park

朽ち果てたゲートが、錆びた鉄骨をむき出しにして天を仰いでいた。かつては色鮮やかなペンキで塗られ、希望と興奮を約束していたであろうその門は、今や無数のヒビと剥がれ落ちたペンキの残骸で、絶望と沈黙を語っている。

私は、防護服のフードを深く被り直し、ゲートを潜った。目の前に広がるのは、かつて夢と魔法が満ち溢れていた場所とは思えない、荒涼とした廃墟だった。

ここは「ワンダーパラダイス」、かつて日本中に名を轟かせた巨大遊園地だ。しかし、10年前の「大崩壊」によって、その輝かしい歴史は突然、暗闇に塗りつぶされた。原因は今もって不明。大規模な食中毒、謎の感染症、果てはテロ攻撃説まで飛び交ったが、真相は闇の中だ。ただ一つ確かなのは、ワンダーパラダイスは一夜にして死に、政府は汚染を恐れて完全閉鎖、立ち入り禁止区域に指定した、ということ。

私がここに来たのは、好奇心からではない。大学時代の恩師、故・早川教授からの遺言があったからだ。「ワンダーパラダイスの奥深く、かつて『夢幻城』と呼ばれた場所に、真実が眠っている」。教授は、大崩壊前からワンダーパラダイスの異変に気づき、独自に調査を進めていた。しかし、その成果を公表することなく、数年前、謎の死を遂げた。

教授の遺言と、残されたわずかな資料を頼りに、私はこの禁断の遊園地へと足を踏み入れた。

足元に広がるのは、折れ曲がったジェットコースターのレール、雑草に覆われたメリーゴーランド、そして、風に揺れるお化け屋敷の看板。かつて子供たちの歓声が響き渡っていた場所に、今は風の唸り声と、時折聞こえるカラスの鳴き声だけが響いている。

防護服の酸素ボンベの残量を確認しながら、私はゆっくりと歩を進めた。GPSは完全に狂い、地図も役に立たない。頼りになるのは、教授の残した手書きのメモと、コンパスだけだ。

メモには、夢幻城への道順と共に、奇妙な記号と数字が書き込まれていた。それを解読しながら進むと、不気味なほど静かな森の中に、ひっそりと佇む巨大な城が現れた。これが夢幻城だ。

城壁は崩れ、蔦が絡みつき、まるで巨大な墓標のようだ。かつては豪華絢爛だったであろう装飾も、今は風雨に晒され、色褪せている。

深呼吸をして、私は夢幻城の門を押し開けた。

中は、予想以上に荒れ果てていた。シャンデリアは落下し、床は割れ、壁には奇妙な落書きがびっしりと書き込まれている。まるで、狂気に染まったアーティストが、最後に描いた絵画のようだ。

落書きの内容は支離滅裂だったが、何度も繰り返されている単語があった。「覚醒」。そして、「神」。

教授のメモには、「夢幻城の最深部に、神の箱がある」と記されていた。神の箱とは一体何なのか？教授は何を知っていたのだろうか？

私は、手持ちのライトを頼りに、夢幻城の奥へと進んでいった。

やがて、巨大なホールへとたどり着いた。そこは、かつては舞踏会場だったのだろう。床には無数の足跡が残り、壁には巨大な鏡が掛かっている。しかし、鏡はひび割れ、黒ずみ、歪んだ姿を映し出すだけだ。

ホールの奥には、祭壇のようなものが置かれていた。そして、その上に、小さな木箱が鎮座している。これが、教授が言う「神の箱」なのか？

慎重に近づき、木箱を手に取った。箱は軽く、中には何も入っていないようだ。しかし、箱の表面には、奇妙な模様が刻まれている。それは、私がこれまで見たことのない、古代文字のようなものだった。

その時、突然、ホールの照明が点灯した。

眩い光に目を細めると、目の前に、信じられない光景が広がっていた。

ひび割れた鏡に、かつての舞踏会場の姿が映し出されている。華やかなドレスに身を包んだ人々が、音楽に合わせて踊り、笑い合っている。それは、まるで、時が止まったかのような、美しい光景だった。

しかし、その光景は、どこか不気味だった。人々の顔は、人形のように無表情で、ぎこちない動きを繰り返している。そして、何よりも不気味なのは、彼らの目が、全て同じ方向を見つめていることだ。

私は、恐る恐る鏡に近づいた。そして、気がついた。彼らの目は、祭壇の上に置かれた、小さな木箱を見つめているのだ。

その時、木箱から、微かな光が放たれた。光は徐々に強まり、やがて、ホール全体を包み込んだ。

私は、眩しさに耐えきれず、目を閉じた。

そして、再び目を開けた時、目の前の光景は、一変していた。

舞踏会場の幻影は消え、代わりに、無数の黒い影が、私を取り囲んでいた。影たちは、うめき声を上げ、私に手を伸ばしてくる。その手は、まるで、死者の手のように冷たく、ぞっとする。

私は、恐怖に駆られ、木箱を放り出し、逃げ出した。

しかし、影たちは、容赦なく追いかけてくる。私は、必死に走り、夢幻城からの脱出を試みた。

出口まであと少し、というところで、背後から、強烈な痛みが襲ってきた。影の一人が、私を捕らえ、爪を立ててきたのだ。

私は、悲鳴を上げながら、抵抗した。しかし、影の力は強く、抵抗虚しく、私は、地面に倒れ込んだ。

影たちは、私を覆いかぶさり、容赦なく爪を立ててくる。痛みと恐怖で、意識が遠のいていく。

その時、私の脳裏に、早川教授の言葉が蘇ってきた。「夢幻城は、人々の欲望と絶望が具現化した場所。神の箱は、そのエネルギーを増幅する装置だ」。

教授は、全てを知っていたのだ。ワンダーパラダイスの大崩壊は、神の箱によって引き起こされたのだ。人々の欲望と絶望が増幅され、現実世界に影響を与え、狂気に染まった人々が、互いに殺し合ったのだ。

そして、今、私は、同じ運命を辿ろうとしている。

絶望に打ちひしがれながら、私は、最期の瞬間を待った。

その時、突然、影たちが消え去った。

私は、何が起こったのか分からず、呆然と立ち尽くした。

そして、気がついた。私の手に、木箱が握られていることに。

木箱は、静かに光を放ち、私の心に、安らぎを与えてくれる。

私は、木箱を抱きしめ、ゆっくりと立ち上がった。

そして、夢幻城を後にした。

外に出ると、空は晴れ渡り、太陽が眩しく輝いていた。

私は、防護服を脱ぎ捨て、深呼吸をした。

ワンダーパラダイスは、相変わらず荒涼としていたが、私の心は、どこか晴れやかだった。

私は、真実を知ったのだ。そして、その真実を、世界に伝えなければならない。

私は、再び歩き始めた。ワンダーパラダイスを後にし、未来へと向かって。

しかし、私は、まだ知らない。

木箱が、私に、新たな「覚醒」をもたらしたことを。

そして、私が、新たな「神」の器となったことを。

黙示録は、まだ終わっていない。

むしろ、始まったばかりなのだ。