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最近よく家に来る同級生のギャル







気づいたらベッドの上で寝ているのでイタズラしてみる







日が進むにつれて、イタズラもエスカレートしていく

夏の終わり、蝉の声が弱まり始めた頃だった。僕は高校三年生、優等生とまではいかないが、特に問題もなく、静かに日々を送っていた。そんな僕の日常に、ある日突然、嵐が吹き込んだ。その嵐の名前は、椎名　美咲。

美咲は、クラスでも屈指のギャルだった。金髪のロングヘア、派手なメイク、ミニスカートにハイヒール。まさに、漫画から飛び出してきたような、華やかな存在感を持っていた。彼女とは面識はあったものの、話す機会はほとんどなかった。どちらかというと、彼女の世界と僕の生活圏は完全に隔絶されていたからだ。

それが変わったのは、夏休みが終わってからだった。ある日の放課後、いつものように図書館で勉強を終え、家に帰ろうと校門を出た時、美咲が僕を呼び止めたのだ。

「ねえ、○○くん！ちょっと時間ある？」

彼女の低い、少しハスキーな声に、僕は思わず足を止めた。心臓が少し速くなったことを自覚した。

「え、はい…どうしたんですか？」

「実はさ、バイト前にちょっと…お願いがあるんだけど…」美咲は、少し照れくさそうに頬を赤らめながら言った。「家のWiFiが繋がらなくてさ、レポートのデータがダウンロードできないの。君の家ならWiFi早いって聞いて…」

彼女の頼みは、予想外だった。美咲が、僕に、助けを求めてきたのだ。戸惑いながらも、僕は承諾した。自分の部屋に彼女を招き入れるという事実が、少し胸を躍らせていたのも確かだった。

僕の部屋は、典型的な男子高校生らしい、少し散らかった空間だった。美咲は、部屋の中を興味深そうにキョロキョロと見回し、時折、くすくすと笑った。その笑顔は、普段のクールな表情とは全く違って、可愛らしかった。

レポートのデータダウンロードが終わると、美咲は「ありがとうね！」と、大きな声で感謝してくれた。そして、少しの間、僕の部屋で休んでいくことになった。

それが、二人の奇妙な関係の始まりだった。

最初は、ただレポートの宿題を一緒にしたり、少しおしゃべりをする程度だった。美咲は、意外にも真面目な一面を持っていて、勉強のことや将来の夢について真剣に話す姿は、ギャルというイメージとはかけ離れて見えた。

しかし、日が経つにつれて、二人の関係は微妙に変化していった。美咲は、僕の部屋に頻繁に来るようになった。最初はWiFiを使うためだったが、だんだん理由が曖昧になっていった。時には、ただ話をしたい、とか、疲れたから少し休みたい、など、些細な理由で僕の部屋を訪ねてくるようになった。

そして、ある日、僕はとんでもない光景を目撃する。

美咲が、僕のベッドの上で寝ているのだ。

彼女は、いつもの派手なメイクを落とさず、そのまま眠っていた。普段とは違う、穏やかな表情をしていた。その寝顔を見て、僕は何とも言えない感情に駆られた。

無邪気に寝息を立てている美咲に、ふざけて彼女の髪を少しだけ引っ張ってみた。すると、彼女は少し眉を寄せながらも、すぐに再び眠りについた。

この時のいたずらから、全てが始まったように思う。

次の日、美咲がまた僕の部屋に来た時、僕は彼女の寝顔を写真に撮ってみた。少し悪ふざけのつもりだった。しかし、美咲はそれを面白がって、今度は彼女が僕の寝顔を撮るという、奇妙なゲームが始まった。

いたずらはエスカレートしていった。僕は、美咲の寝ている間に、彼女の顔を落書きしたり、面白いポーズで写真を撮ったりした。美咲も負けてはいなかった。僕の寝顔を面白おかしく加工したり、僕の持ち物でいたずらしたりするようになった。

時には、冗談半分で、少し身体に触れてみたり、軽い抱きつきをしてみたりした。最初は戸惑っていた美咲も、徐々にそれを受け入れるようになっていった。

ある日、美咲は僕の部屋で突然キスをしてきた。

驚いた僕は、固まってしまったが、美咲は笑って僕の肩に頭を乗せてきた。その時の彼女の瞳は、普段のクールな雰囲気とは全く違って、どこか寂しげに見えた。

僕たちは、友情を超えた、複雑な関係に足を踏み入れていた。

二人の関係は、友情なのか、恋愛なのか、はたまたそれ以上なのか、僕にはまだ分からなかった。ただ、確実に言えるのは、美咲との日々が、かつての静かな日常とは全く違う、刺激的で、そして少し危険な輝きを放っているということだった。  夏の終わりから始まったこの関係の行方は、まだ見えず、先の見えない不安と、どうしようもない高揚感が胸に渦巻いていた。