【エロ動画】渇欲の実1【アダルトAVアニメ・ゲーム】

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西暦2900年ごろの物語。


今から800年ほど前のある日、突然現れた異星人に侵略された人類は、ほとんどが死に絶えてしまった。


しかし生き延びた人類も少数ながらいたが、それも異星人の発する電磁波の影響により変異が起こった。


今の北海道にいた人類は、外見の変化はほとんどなかったが、

世界中の生き延びた人類と同じく、男児の出生率が極端に少なくなっていた。




そんな時代に修也はエレナという可愛い妻と幸せな生活を送っていた。


しかし、ある時エレナは体調を崩し、難病と診断され2,3年の命と宣告された。


この時代には薬はなく、九州地方にのみ自生する、ある木の実だけが治療法となるとおしえられた。


移動手段や郵送もない今、自分で探しに行くしかない。


しかし、本州や九州は突然変異した人類が住むと言われている。


無事に実を見つけ、1年以内に戻ってこられるだろうか?


壮大なストーリーの第一話。　北の国編


本編39分

## 渇欲の実１　北の国編

西暦2900年。かつて、青い星と呼ばれた地球は、静寂に包まれていた。800年ほど前、空から降り注いだ異星人の軍勢によって、人類は絶滅の淵に立たされた。抵抗むなしく、ほとんどの生命が掻き消された。しかし、奇跡的に生き残った者たちもいた。彼らは、異星人が放つ未知の電磁波の影響を受け、容姿はさほど変わらずとも、ある決定的な変化を遂げた。それは、男児の出生率が壊滅的に低下したことだった。

広大な北の大地、かつての北海道の地で、修也はエレナという名の愛らしい妻と共に、穏やかな日々を送っていた。北海道は、異星人の影響が比較的弱く、かつての姿を色濃く残していた。二人の間には、未来への希望の光があった。しかし、その光は、突然、暗闇に覆い尽くされる。

ある日、エレナが体調を崩した。当初は風邪かと思われたが、日を追うごとに衰弱していく姿に、修也の胸は締め付けられた。診断は、難病。余命、二、三年。医師の言葉は、冷たい鉄槌のように響き渡った。この時代、かつてのような高度な医療は失われていた。有効な薬も、存在しない。

「治る、道は…ないのですか？」

絞り出すような修也の声に、老医師は重い溜息をついた。

「…一つ、可能性がないわけではない。だが…」

医師は言葉を濁した。修也の視線が、医師の顔に釘付けになる。

「九州地方にのみ、自生するという伝説の木の実がある。その実が、この病を癒す唯一の希望だと、古文書には記されている。」

九州。それは、本州を越え、さらに南に位置する、遙か彼方の地。この時代、移動手段は限られていた。かつてのような飛行機も、新幹線も、すべては過去の遺物。徒歩か、それに準ずる原始的な移動手段しかない。しかも、本州や九州には、異星人の電磁波によってさらに変異した人類が住まうという噂があった。彼らは、かつての人類とは異なり、危険な存在として恐れられていた。

「そんな…」

エレナの顔が青ざめる。修也は、妻の手を強く握りしめた。その細く冷たい感触に、決意が固まる。

「俺が、取りに行ってきます。」

「修也！？」

エレナの声が震える。

「無理よ！本州も九州も、危ないって…それに、どうやって行くの？」

「大丈夫だ、エレナ。俺は、お前を死なせるわけにはいかない。必ず、見つけてくる。」

修也の瞳には、揺るぎない光が宿っていた。北海道の空は、かつての賑やかさを失い、静寂と不安だけが支配していた。しかし、修也の心の中には、エレナへの愛だけがあった。

旅の準備は、最小限だった。食料、水、そして、護身用の鋭利な金属片。かつて「ナイフ」と呼ばれていたものだ。北海道の北端から、本州への渡航手段を探す必要があった。幸い、沿岸部には、まだ船舶の残骸が残っており、それを修理して使う者たちもいた。

数日後、修也は、錆びついた漁船に乗り込んでいた。海は、かつてのような穏やかさではなく、不穏な気配を纏っていた。異星人の電磁波は、大気だけでなく、海流にも影響を与えていると聞かされていた。それでも、修也の心は、エレナのもとへ一刻も早く辿り着きたいという思いで、燃え上がっていた。

北の海は、荒れ狂っていた。船は激しく揺れ、波しぶきが甲板を洗い流す。修也は、必死に舵を取りながら、エレナの顔を思い浮かべていた。彼女の笑顔、温かい声、そして、かすかに開く唇。それらすべてが、修也を突き動かす原動力だった。

「エレナ…待っててくれ。」

独り言のように呟く。周囲は、ただただ、広大な海と、冷たい風、そして、時折襲い来る激しい波だけだった。

本州への到着は、想像以上に困難を極めた。嵐に遭い、船は一部破損。食料も水も、残り少なくなっていた。それでも、なんとか、本州の海岸に辿り着いた。そこは、かつての都市の残骸が、静かに横たわっていた。異星人の侵略の爪痕は、大地に深く刻み込まれていた。

本州に上陸した修也は、すぐに異変を感じた。空気は重く、どこか、不快な電磁波が漂っているような感覚。かつての賑やかな街並みは、廃墟と化し、不気味な静寂に包まれていた。そこで出会ったのは、かつての人類とは明らかに異なる姿をした者たちだった。彼らは、皮膚の色が異なり、目は虚ろで、表情をほとんど見せなかった。噂に聞く「突然変異した人類」だった。

修也は、変異した人類との接触を避け、できるだけ静かに移動した。彼らは、攻撃的ではなかったが、その存在自体が、修也の心を不安にさせた。森を抜け、山を越え、ひたすら南へと歩みを進める。道中、かつての文明の痕跡が、痛々しく残っていた。崩れかけたビル、錆びついた車両。それらは、人類がどれほどの絶望を経験したかを物語っていた。

旅を続ける中で、修也は、変異した人類が、必ずしも悪意を持っているわけではないことを知る。彼らもまた、過酷な環境の中で、生き延びるために変化した存在だった。しかし、彼らの持つ、どこか人間離れした雰囲気は、修也に警戒心を抱かせた。

ある日、修也は、小さな村に辿り着いた。そこには、まだ人間らしい面影を残した人々が、細々と暮らしていた。彼らは、異星人の電磁波の影響を最小限に抑えるため、地下に潜り、外部との接触を避けていたのだ。修也は、その村で、わずかな食料と情報を手に入れた。

「九州へは、どうやって行けばいい？」

村の長老は、皺だらけの顔で、修也の顔を見つめた。

「遠い道のりだ。だが、諦めるな。君の妻のためだろう。」

長老は、修也に、かつての海賊たちが使っていたという、秘密の航路を教えた。それは、危険な海域を避け、比較的安全に九州へ渡れるルートだった。

「あの木の実のことだが…」

長老は、かすれた声で続けた。

「それは、ただの木の実ではない。それを見つけるためには、それ相応の覚悟が必要だ。そして、その実を求める者は、多くいる。」

修也は、長老の言葉の真意を測りかねた。しかし、エレナのためなら、どんな困難も乗り越える覚悟はあった。

再び、船に乗り込む。今度の船は、比較的状態が良かった。しかし、海は、依然として危険な場所だった。長老に教えられた航路を辿り、修也は、未知なる海へと漕ぎ出した。

数日後、修也の目に、陸地が映った。それは、かつての日本列島の南端、九州だった。しかし、そこは、北海道とは全く異なる様相を呈していた。大地は荒れ果て、空には、不穏な光が漂っていた。異星人の電磁波の影響は、北海道よりも遥かに強かった。

九州に上陸した修也は、すぐに、これまでとは異なる種類の変異した人類と遭遇した。彼らは、かつての人類とは異なり、より異形化していた。皮膚は鱗に覆われ、目は夜でも光る。彼らは、自分たちの縄張りを厳しく守っており、修也は、その存在を隠しながら、奥へと進まなければならなかった。

「あの実を見つけなければ…」

修也の決意は、ますます固くなっていた。エレナの命が、刻一刻と縮まっている。

旅は、困難を極めた。変異した人類との遭遇、食料の不足、そして、過酷な自然環境。修也は、幾度となく死の淵をさまよった。しかし、その度に、エレナの笑顔が、彼を支えた。

「エレナ…もうすぐだ。」

心の中で、そう呟く。

そして、ついに、修也は、長老が語っていた「木」に辿り着いた。それは、荒廃した大地に、ぽつんと生えていた。その木には、赤く輝く実が、数個だけぶら下がっていた。それが、エレナを救う、唯一の希望だった。

しかし、その木の実を守るように、一体の巨大な生物がいた。それは、異星人の電磁波によって、さらに変異した、恐るべき存在だった。

修也は、護身用の金属片を握りしめ、その生物に立ち向かう覚悟を決めた。エレナのために、彼は、すべてを捧げる。

これは、失われた世界で、愛する者を救うために、孤独な旅を続ける男の、壮大な物語の始まりだった。北海道の静寂から、九州の荒野へ。修也の渇望は、まだ始まったばかりだった。