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玉なしHなふたなりさん(3)の詳細情報まとめ。安全に無料動画視聴!

商品ID RJ437456
タイトル 玉なしHなふたなりさん(3)
紹介文 ※公式サイトhttps://www.dlsite.com/の商品概要より引用

■イラスト:アヤナキトリ様
Twitter→https://twitter.com/ayanakitori
pixiv→https://www.pixiv.net/users/41547311
pixiv fanbox→https://ayanakitori.fanbox.cc/

■CV
Ah-ya様:https://twitter.com/aya_voicer
女郎院蜘蛛子様:https://twitter.com/joroinkumoko
サークル名 すずめノす
販売日

 

## 蜜月の残響

薄明かりに染まる部屋。シーツの皺は、昨夜の激しい熱を物語っていた。肌に馴染む絹の感触、まだ微かに残る甘い香り。私はゆっくりと瞼を開ける。視界の端に映るのは、艶やかな黒髪が枕に散らばる、愛しい人の寝顔。

「……んっ」

私の僅かな寝返りに、彼は小さく寝息を漏らした。その無防備な姿に、胸の奥がじんわりと温かくなる。彼の名前は、リコ。私と同じ、この特殊な生を受けた存在だ。

「リコ……」

囁くように彼の名を呼ぶ。私には、男性器と女性器、両方の性器を備えている。リコもそうだ。初めてお互いを知った時の衝撃と、それを乗り越えて辿り着いたこの関係。それは、言葉では表しきれないほど複雑で、それでいて、何よりも純粋な愛だった。

彼は、私よりも少しだけ年下で、いつも明るく、誰にでも分け隔てなく接する気さくな性格だ。初めて出会ったのは、ある秘密の集まりだった。互いの秘密を共有できる場所。そこで、私はリコに一目惚れした。彼の屈託のない笑顔、そして、彼もまた私と同じ「ふたなり」であることを知った時、運命だと感じた。

「……んぅ……?」

リコがゆっくりと身じろぎする。そして、ふと私の方に顔を向けた。まだ眠りの浅い瞳が、私を捉える。

「……おはよう、ハル」

掠れた声で、彼は私を呼んだ。その声音に、昨夜の残像が蘇る。私とリコは、互いの身体を何度でも求め合った。彼の優しさが、私の女性器を幾度も満たし、そして、私の男性器が彼を痺れさせた。互いのすべてを受け入れ、溶け合うような夜。

「おはよう、リコ。よく眠れた?」

私は微笑んで、彼の頬にそっと触れた。熱っぽい肌。昨夜の興奮がまだ冷めやらぬのを、肌で感じ取った。

「うん……ハルのおかげで、ぐっすり」

彼は甘えるように私の手に顔を擦り付けた。その仕草に、私はさらに胸を締め付けられる。

「ふふ、そう?私も、リコのおかげで、とっても幸せだったよ」

そう言いながら、私は彼の唇にそっとキスを落とす。柔らかな感触。それでいて、昨夜の熱を帯びた、少しだけ湿った唇。

「……ハル……」

彼は私のキスに、さらに深く応えてきた。昨夜の続きを求めるように。しかし、私は首を横に振った。

「まだ、朝だよ。今日は、二人でどこか行こうって言ってたじゃない?」

リコは少し残念そうな顔をしたが、すぐに満面の笑みになった。

「そうだ!今日はお祭りがあるんだった!ハル、浴衣着てくれる?」

「もちろん。リコが選んでくれた浴衣、着るの楽しみにしてる」

私たちは、互いの秘密を隠しながら、普通の恋人たちのように日々を過ごしていた。しかし、その内側には、誰にも言えない、特別な絆があった。互いの性器が、互いを求める。それは、時に激しく、時に甘く、私たちの関係をより一層深めていった。

部屋を出て、身支度を整える。リコが選んでくれた浴衣は、青地に白い朝顔が描かれた、爽やかなものだった。私も、彼のために、朝顔柄の浴衣を選んだ。鏡に映る自分の姿は、いつもとは違う、少し照れたような私。

「ハル、似合ってる!」

リコが目を輝かせて私を見た。彼の浴衣は、黒地に銀色の流水模様。力強く、それでいて上品な印象だ。

「リコも、すごく似合ってるよ。かっこいい」

私は頬を赤らめながら、彼に微笑みかける。

お祭りの会場は、賑わっていた。浴衣姿の人々で溢れかえり、提灯の灯りが夜空を彩る。甘い綿菓子の匂い、賑やかな囃子の音。全てが、私たちを現実から少しだけ遠ざけてくれるようだった。

「りんご飴、食べよう!」

リコが私の手を引く。彼の繋いだ手は、温かく、力強かった。私たちは、人混みをかき分けながら、屋台を巡る。

「あ、金魚すくい!」

リコが目を輝かせた。彼は子供のように嬉しそうに、金魚すくいを楽しんでいた。私は、そんな彼の姿を、微笑ましく見守る。

「あ、取れた!」

リコが小さな金魚をすくった。嬉しそうに私に見せてくれる。

「すごいね、リコ。上手だ」

「ハルにも、プレゼント」

そう言って、彼は私に金魚を渡してくれた。透明な袋の中で、小さな金魚が優雅に泳いでいる。

「ありがとう、リコ」

私は、その金魚を大切に抱きしめた。

夜が更けるにつれて、祭りの熱気はさらに増していく。私たちは、人混みを離れ、少し静かな場所へと移動した。川沿いの土手。そこから見える夜景は、祭りの喧騒とは対照的に、静かで穏やかだった。

「綺麗だね」

私は、夜景を見つめながら、リコに寄り添った。

「うん。でも、ハルの方が、もっと綺麗だよ」

リコは、私の肩に頭を乗せ、甘い声で囁いた。彼の言葉に、私は心臓が跳ね上がるのを感じる。

「……リコ……」

「ハル、今日の浴衣、すごく似合ってる。もっと近くで見たいな」

彼は、私の顔を覗き込むようにして、ゆっくりと顔を近づけてくる。彼の熱い吐息が、私の頬を撫でる。

「……リコ……」

私は、少しだけ目を閉じた。彼の唇が、私の唇に触れる。柔らかく、しかし、確かな情熱を帯びたキス。昨夜の熱が、再び蘇る。

「……ハル……」

彼は、私を抱きしめる腕に力を込めた。彼の体温が、浴衣越しに伝わってくる。

「……リコ……」

私の声は、微かに震えていた。この特別な関係だからこそ、互いを求める気持ちは、誰よりも強く、切実だった。

「……ハル……」

彼は、私の耳元で、熱い言葉を囁いた。その言葉は、私の奥底に眠っていた欲望を呼び覚ます。

「……リコ……」

私は、彼の首に腕を回した。この夜景の下で、二人だけの世界が広がる。互いのすべてを受け入れ、求める。それは、禁断の果実のように、甘く、そして危険な魅力に満ちていた。

「……ハル……」

彼の熱い唇が、私の首筋を辿る。そして、私の耳元に、さらに熱い囁きが響いた。

「……もっと……ハル……」

彼の声に、私は抗うことができなかった。この夜、私たちは、再び互いのすべてを求め合うだろう。そして、その蜜月は、これからも続いていく。たとえ、それが世間からは理解されぬものであっても。

私たちは、互いの秘密を抱きしめながら、この夜空の下で、愛を深めていく。この特別な絆を、何よりも大切にしながら。

(了)

 

 

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