【エロ動画】長編アニメ妄想特撮シリーズ・マリトラレディ第一弾「都会のアントライオン」【アダルトAVアニメ・ゲーム】

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日常を取り戻した麻里ちゃんだったが・・・
彼女の秘密を知る者からの裏切りが!

## 都会のアントライオン

眩しい太陽が、東京の摩天楼を黄金色に染め上げていた。地下鉄の騒音、車のクラクション、そして人々の喧騒。日常は、あの悪夢のような出来事から解放され、麻里にとって、それは何よりも愛おしいものとなっていた。

「ふぅ…」

麻里は、いつものようにカフェのテラス席で、読書に耽っていた。隣には、愛用の黒い革のリュックサック。あの時、助けられた、いや、助けられたというよりは、もう一人の自分に導かれた、あのリュックサック。中には、あの不思議な力を使うための、古びた石板と、何かの書物が眠っている。

「麻里ちゃん、また集中してるね」

明るい声が、麻里の耳に届いた。振り返ると、親友のさつきが、満面の笑みで立っていた。

「さつき！もう、びっくりするじゃない」

「ごめんごめん。でも、麻里ちゃんって、本の世界に入り込むと周りが見えなくなっちゃうんだもん」

さつきは、麻里の隣に腰を下ろした。手には、テイクアウトのコーヒーカップが二つ。

「はい、いつもの」

「ありがとう、さつき」

麻里は、さつきが差し出したコーヒーを受け取った。彼女との穏やかな日常。それが、何よりも麻里の心を癒してくれた。

しかし、その平穏な日々が、突如として破られることになる。

その日の夜、麻里は奇妙な夢を見た。夢の中では、彼女は巨大な蟻の巣のような、地下迷宮にいた。そこかしこに、鋭い爪を持つ巨大な蟻のような生物が這い回っている。そして、その中心には、巨大な円形の穴があり、そこから、不気味な光が放たれていた。

「これは…」

麻里は、夢の中の自分に語りかけた。その時、彼女は自分の手に、あの石板が握られていることに気づいた。石板は、淡い光を放ち、まるで彼女に何かを伝えようとしているかのようだ。

「…アントライオン？」

夢の中で、麻里の口から、その言葉が漏れた。アントライオン。それは、彼女がリュックサックの中の書物で読んだ、古代の怪物。砂漠に潜み、獲物を待ち伏せる、狡猾な捕食者。

夢から覚めた麻里は、心臓の鼓動が速いのを感じた。あの夢は、単なる偶然なのか？それとも、何かを予兆しているのか？

翌日、麻里はいつものように大学へ向かった。しかし、道中、彼女は奇妙な違和感を覚えた。人々の視線が、やけに自分に集まっているような気がするのだ。気のせいだと思おうとしたが、その感覚は消えなかった。

大学に着くと、さつきが駆け寄ってきた。

「麻里ちゃん！大変だよ！」

「どうしたの？さつき」

「この前、麻里ちゃんのブログ見たんだけど…」

さつきは、スマートフォンの画面を麻里に見せた。そこには、麻里が書いた、ある記事が掲載されていた。それは、数週間前に麻里が体験した、あの不可思議な出来事について、断片的に綴ったものだった。

「これ…どうして？」

「私もよくわからないんだけど、なんか、勝手に公開されちゃってたみたいで…」

さつきは、困惑した表情で言った。麻里のブログは、パスワードで保護されており、自分以外は閲覧できないはずだった。

「誰かが…私の秘密を知っている？」

麻里は、血の気が引くのを感じた。彼女の秘密。それは、彼女が持つ、あの不思議な力のこと。そして、あの時、彼女を襲った、得体の知れない怪物たちのこと。

その日の午後、麻里は一人、大学の図書館にいた。あの悪夢のような出来事以来、麻里は、自分の力について、もっと深く知りたいと思っていた。リュックサックの中の書物を読み返し、石板の文字を解読しようとしていた。

「…『古き血脈に宿る力』…『深淵より来たる者』…」

麻里は、書物の文字をなぞった。そこには、彼女の力の本質、そして、彼女を狙う者たちの存在が記されていた。

その時、彼女の背後から、静かに声がかかった。

「麻里ちゃん、一人で何してるの？」

声の主は、大学で麻里と同じゼミに所属している、悠真だった。彼は、いつも物静かで、読書好きの青年だった。

「悠真くん…！ううん、ちょっと調べてることがあって」

麻里は、慌てて書物を隠した。悠真は、麻里の様子をじっと見つめていた。

「その本、面白そうですね」

「え？あ、これは…」

「僕も、古代の遺物とか、そういうのに興味があるんです。もしかしたら、力になれるかもしれません」

悠真は、そう言って、麻里の隣に座った。麻里は、少し戸惑ったが、彼の真剣な眼差しに、次第に心を許していった。

二人は、しばらくの間、書物の内容について語り合った。悠真は、麻里が知らないような、専門的な知識も豊富に持っていた。麻里は、彼に自分の秘密を打ち明けるべきか、迷っていた。

「…実は、私、ちょっと変わった経験をしたことがあるんです」

麻里は、意を決して、あの怪物の襲撃について話し始めた。悠真は、黙って麻里の話を聞いていた。

「…それで、この石板が、その時に見つかったんです」

麻里は、リュックサックから石板を取り出した。悠真は、石板を手に取り、じっと見つめた。

「…これは…」

悠真の顔色が、みるみる変わっていく。

「この模様…見たことがあります。これは、失われた古代文明の文字ですよ」

「え…？」

「僕の祖父も、こういう古いものに興味があって…この石板、もしかしたら、僕が探していたものと関係があるかもしれません」

悠真は、興奮した様子で言った。麻里は、彼が嘘をついているようには見えなかった。むしろ、彼女の力に、彼もまた、深い関心を寄せているように見えた。

その日以来、麻里と悠真は、一緒に石板の研究をすることになった。悠真は、驚くほどの速さで、石板の文字を解読していった。そして、次第に、麻里の力、そして、彼女を狙う者たちの存在が、明らかになっていく。

「麻里ちゃん、この書物によると、君の力は、『マナ』と呼ばれる、生命エネルギーを操る力らしい」

「マナ…？」

「そして、君を狙っているのは、『シェイド』と呼ばれる、負のエネルギーの集合体だ。彼らは、マナを吸収して、力を増していく」

悠真は、淡々と説明した。麻里は、自分が想像していた以上に、危険な状況に置かれていることを実感した。

「でも、なぜ私に…？」

「それは、君の血脈にあるらしい。君は、古代の『マナ使い』の末裔なんだ」

悠真は、そう言って、麻里の顔を真剣に見つめた。麻里は、自分の身に隠された秘密に、ただただ圧倒されていた。

数日後、麻里は、ある異変に気づいた。悠真が、以前よりも、どこか怪しい行動をとるようになったのだ。彼が、麻里に隠れて、何かを調べているような素振りを見せることもあった。

そして、ある夜、麻里は、悠真が一人で、大学の研究室にいるのを目撃した。彼は、麻里から預かった石板を、何かの機械に繋げていた。

「悠真くん…？」

麻里の声に、悠真はびくりと肩を震わせた。

「麻里ちゃん！？どうしてここに…？」

「それを聞きたいのは、こっちだよ。何をしてるの？」

悠真は、一瞬、言葉に詰まった。そして、観念したように、ため息をついた。

「…君に、話さなければならないことがあるんだ」

悠真は、麻里を研究室の奥にある、隠し部屋へ案内した。そこには、最新鋭の機器が並び、まるで秘密基地のようだった。

「ここは、僕の祖父が作った場所なんだ。祖父は、僕と同じように、『マナ使い』の秘密を追っていた」

悠真は、語り始めた。彼の祖父は、ある古代の遺物を発見し、それを解析しようとしていた。しかし、その遺物は、シェイドの力と共鳴し、彼を苦しめていたという。

「そして、僕も、祖父と同じように、その遺物を研究していたんだ。君の石板は、その遺物と連動するものだった」

悠真は、震える手で、麻里から預かった石板を撫でた。

「この石板に、シェイドの弱点、そして、彼らを封印する方法が記されているんだ」

「…でも、どうして、それを私に隠していたの？」

「君に、危険な思いをさせたくなかったんだ。でも、君の力は、シェイドに対抗できる唯一の手段だ。だから、君に協力してもらわないと、この計画は成功しない」

悠真は、麻里の目をまっすぐに見つめた。彼の言葉には、嘘偽りがなかった。しかし、麻里は、彼の裏切りに、心の奥底で、静かな怒りを感じていた。

「…私を、利用していたんだね」

「違う！君を、助けたいんだ！この街を、シェイドから守りたいんだ！」

悠真の必死の訴えに、麻里は、反論することができなかった。彼女もまた、この街を、そして、愛する人々を守りたいと願っていたからだ。

その時、研究室の警報が鳴り響いた。

「まずい！シェイドが、この場所を嗅ぎつけた！」

悠真は、慌てて機器を操作した。麻里は、リュックサックから石板を取り出した。彼女の秘密を知る者からの裏切り。しかし、その裏切りは、彼女をより強く、そして、より賢く導いてくれるのかもしれない。

「麻里ちゃん、僕を信じて！」

悠真の声が響く。麻里は、石板を握りしめた。彼女の戦いが、今、始まる。都会のアントライオン。その名が、彼女の心に、静かに響き渡った。