【エロ動画】くの一牡丹 その二【アダルトAVアニメ・ゲーム】

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囚われの牡丹と夜鈴、拘束されて尚も責められ続けている。


深夜、屋敷の地下牢。

拘束されている牡丹と夜鈴、密かに逆転の策を練る。

半鬼の男を操る商人は、鬼の気を制御する薬「鬼越夢」を持っているはず。

牡丹と夜鈴は地下牢を抜け出し、鬼越夢が隠してある部屋に忍び込む。

ようやく薬を手に入れたところで、またも半鬼の男たちが現れる。

商人は全てお見通しで罠を仕掛けていたのだ。

## くの一牡丹 其の二 妖花の反逆

深夜、月の光が僅かに届く地下牢の湿った空気に、牡丹の吐息が白く滲んだ。両腕を鎖で繋がれ、冷たく硬い石の床に押し付けられている。隣には同じく拘束された夜鈴が、かすかな呻き声を漏らしていた。二人の体は、先程までの尋問の傷で痛みに苛まれていた。

「…まだ諦めないで、牡丹」

夜鈴の声は弱々しかったが、その眼には諦念の影はなかった。かすかな光を反射する彼女の瞳は、今も鋭く、燃えるような意志を宿していた。

牡丹は頷いた。彼女は忍びの里で鍛え上げられたくの一、容易く屈する者ではない。ましてや、この屈辱を味わわされたままでは終わらない。商人の企み、そして半鬼の男達…全てを打ち砕いてみせる。

「鬼越夢…あの薬さえ手に入れれば…」

牡丹は呟いた。半鬼の男たちを操る黒幕、謎の商人。彼は鬼の気を制御する薬「鬼越夢」を所有しているという情報を、捕らえられる前に仲間から聞き出していた。その薬さえ手に入れば、半鬼を味方につけることも、あるいは、彼らを制御することも可能かもしれない。

作戦は単純だった。地下牢からの脱出、そして鬼越夢の隠された場所への潜入。しかし、実行は容易ではない。牢獄の警備は厳重で、監視の目は常に彼女たちを捉えていた。

夜鈴の鋭い視線が、牢の奥、石壁のわずかな隙間を捉えた。それは、壁の継ぎ目に生じた僅かなズレ、そこから外へ通じる細い通路の入り口だった。

「あそこ…！」

夜鈴は静かに指さした。牡丹はゆっくりと体を動かし、鎖の擦れる音に気をつけながら、その隙間を覗き込んだ。僅かな隙間だったが、何とか体が抜けそうだ。

二人の忍びの技が活きる時だった。牡丹は巧みに鎖を揺らし、その動きに合わせて夜鈴は壁の隙間をこじ開けた。小さな穴だが、二人の細身な体ならば通過できる。

苦しい時間だったが、二人とも無事に見張りから逃れ、地下牢から脱出した。闇の中、慎重に屋敷内を進んでいく。商人の屋敷は迷路のように複雑だった。事前に得ていた情報と、夜鈴の優れた記憶力、そして牡丹の鋭い勘を頼りに、鬼越夢が隠されているという蔵へと向かう。

蔵の扉は頑丈な鉄製の扉で、鍵がかかっていた。しかし、牡丹の指先が触れたのは、鍵穴ではなく、扉の隅に施された小さな仕掛けだった。巧みな技術で施された開錠の仕掛けを見破り、牡丹は静かに扉を開けた。

蔵の中は、予想以上に広かった。数え切れないほどの宝箱や壺が積み上げられ、金銀財宝が溢れていた。その中に、古びた木箱が一つだけ置かれていた。それは、間違いなく鬼越夢が入っている箱だろう。

牡丹は急いで箱を開けた。中には、琥珀色の液体が入った小さな瓶が数本入っていた。目的の薬、鬼越夢だ。

しかし、その時だった。蔵の奥から、不気味な笑いが響き渡った。

「よくぞここまで来たな…くの一ども」

商人の声が、闇の中から聞こえてきた。同時に、複数の影が蔵の奥から現れた。半鬼の男たちだ。彼らは、牡丹たちの行動を全て見抜いていたのだ。

「罠だったのか…」

夜鈴は呟いた。牡丹は、手にした鬼越夢の瓶を固く握りしめた。これは、ただの罠ではなかった。商人による、彼女たちを完全に葬り去るための、徹底的な策略だったのだ。

半鬼の男たちは、鬼のような鋭い牙を剥き出し、襲い掛かってきた。牡丹と夜鈴は、これまで培ってきた全ての技を駆使して応戦した。華麗な身のこなし、そして、忍びの道具の数々。しかし、相手は半鬼、人間離れした強さを誇る者たちだった。

激しい戦いが、蔵の中で繰り広げられた。鬼越夢の瓶を片手に、牡丹は必死に戦い抜く。だが、圧倒的な力の差の前に、徐々に劣勢に立たされていく。

夜鈴も、容赦ない攻撃に苦戦している。このままでは、二人とも命はない。

その時、牡丹はひらめいた。鬼越夢…これは、敵を操るための薬だけではない。適切に用いれば、自らの力を高めることもできるはずだ。

彼女は、危険を顧みず、鬼越夢の瓶から僅かな薬液を口にした。

体内に流れ込む薬液は、強烈な熱気を伴っていた。全身を灼熱が駆け巡り、牡丹は激しい痛みと快感を同時に感じた。しかし、その痛みと引き換えに、彼女にはかつてないほどの力が漲ってきた。

鬼のような力を得た牡丹は、圧倒的な力で半鬼の男たちを打ち負かし始めた。夜鈴も、牡丹の活躍に勇気づけられ、再び戦いの輪に加わった。

激しい戦いの末、ついに牡丹と夜鈴は、半鬼の男たちを全て倒した。商人は、逃げることもなく、静かにその場で佇んでいた。彼の目には、驚きと敗北の影が混ざり合っていた。

「…まさか、鬼越夢を使うとはな」

商人の呟きが、蔵の中に響き渡った。彼の企みは、牡丹の予想外の行動によって、完全に打ち砕かれたのだ。

牡丹と夜鈴は、この戦いを制した。しかし、戦いはまだ終わっていない。黒幕の商人、そして彼の背後に潜む陰謀を暴くために、彼女たちの戦いは、これから始まるのだ。