【エロ動画】くノ一アオイと○リ殿様【アダルトAVアニメ・ゲーム】

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■ストーリー
私はサイ国という国随一のくノ一、アオイ。
敵国の元首である将軍の寝首を掻く為に天守閣に忍び込んだ。
しかし、それは壮大な罠だった。

■概要
ドット絵によるループアニメーションです。
キー操作によってストーリーが進みますが、選択を迫られ展開が変わるといった要素はありません。
アニメーション速度はいつでも変えることができます。
全3シーン、アニメパターンはループが全16で、ループしないつなぎのアニメが5つです。
音声や効果音(操作音も)はありません。

## 緋色の月と影の刃

サイ国の月は、いつもより赤かった。緋色。まるで血に染まったかのようなその光は、夜陰に紛れて潜む者たちの肌を不気味に照らし出す。私はアオイ。サイ国随一のくノ一。その緋色の月の下、私は敵国、リー国に深く潜り込んでいた。目指すは、リー国最強の将軍、レオンハルトの首。彼の存在はサイ国にとって、癌のように蝕む病巣そのものだった。

今宵が、その病巣を取り除く唯一の機会。私は、レオンハルトが居を構えるリー国総本山の天守閣に、闇夜の衣を纏い、影の如く滑り込んだ。幾重にも張り巡らされた警備網をすり抜け、鉄壁と言われる結界を指先の微かな温もりで解除していく。かつて師から叩き込まれた技は、今も私の身体に深く刻み込まれている。

天守閣の最上階、将軍の寝室に通じる廊下は、静寂に満ちていた。ただ一つ、遠くから聞こえる水の滴る音だけが、この無機質な空間に生命の気配を与えているかのようだった。壁にはリー国の紋章が鈍く光り、その輝きすら私には敵国の威圧として感じられた。

私の心を乱すものは何もない。ただ、任務遂行への集中。そして、この任務が終われば、故郷の土を踏み、冷たい泉で身を清め、静かに生きていけるだろうという、微かな希望だけがあった。

寝室の扉の前まで来た時、私の身体が微かに硬直した。扉の前に立つ衛兵は、一人ではない。いつもなら、将軍の寝室を守るのは熟練の衛兵一人のはず。しかし、今、そこには二人。しかも、その身につけている鎧は、リー国の正規のものではない。独特の装飾が施され、どこか異国の雰囲気を漂わせている。

それでも、私は迷わなかった。二人の衛兵は、私が音もなく忍び寄るには絶好の機会を与えてくれた。影の中から現れた私の刃は、二人の首を同時に、静かに、しかし確実にとらえた。鮮血が夜の空気を一瞬だけ赤く染め、そしてすぐに闇に溶けていった。

扉を開けると、そこには予想通りの光景が広がっていた。豪奢な調度品に囲まれ、巨大な天蓋付きの寝台に、将軍レオンハルトが横たわっている。深い眠りに落ちているのか、彼の顔には戦場で見せる厳しさはなく、穏やかな表情さえ浮かんでいた。

私はゆっくりと寝台に近づいた。衣の裾に仕込んだ短刀に手をかける。月の光が、寝台のシーツに落ちた私の影を細長く伸ばした。さあ、終わらせる時だ。

しかし、私の指先が短刀の柄に触れようとしたその瞬間、寝台に横たわるレオンハルトの体が、ゆっくりと崩れ始めた。まるで、砂の城が崩れるように。それは、彼の体ではなく、彼が寝ていたと見えた場所にあった、精巧な人形だった。

私の思考が数秒間、停止した。

「――見事だ、アオイ」

背後から響いた声に、私は即座に振り返った。そこには、扉の外にいた衛兵たちとは違う、もう一人、そこに立つ男がいた。その男は、私と同じように黒い忍び装束に身を包んでいたが、その装束からは、どこか私とは異なる、洗練された空気が漂っていた。そして、その顔は、私が何度も見たことがある、あの顔だった。

「――レオンハルト将軍」

私の口から、乾いた声が漏れた。

「驚いたか？ サイ国の随一のくノ一が、我が寝所に潜入するという知らせは、我々にとっても大きな喜びだったのだよ」

彼は皮肉な笑みを浮かべた。私は、自分が巧妙な罠にはまったことを悟った。この天守閣に潜入するまでの全ての経路、全ての警備網。それは全て、私をここまでおびき寄せるための、壮大な舞台だったのだ。

「罠、だと？」

「ふむ、我が国の秘密兵器開発は目覚ましいものがある。特に、幻術の類はな。貴様の潜入を感知し、ここへ誘導するのにさほど時間はかからなかった」

彼はそう言って、私の背後の廊下を指さした。そこには、先ほど私が倒したはずの二人の衛兵が、血の痕跡もなく、ピンピンした様子で立っていた。彼らが倒れていたのは、私の目の前に現れた「幻影」だったのだ。

「貴様、私を騙したな！」

私の感情が、怒りと悔しさで沸騰しそうになるのを抑え込んだ。だが、それでも声に怒気が含まれているのを止められなかった。

「騙した？ いや、むしろ貴様こそ、我が国の軍事力を過小評価しすぎたのではないか？ あるいは、サイ国の情報網が、我々の進化についていけなかったと言うべきか」

彼は、私の冷静さを嘲笑うかのように、さらに言葉を重ねた。私は、全身に冷たい汗が流れ落ちるのを感じた。私がしてきたことは全て、この男が仕掛けたゲームの駒だったのだ。

「一体、何のために…」

「なぜ、だと？ それは簡単だ。貴様のような優秀なくノ一を捕らえ、その技術を我が国のために利用するためさ」

彼の言葉は、私の心を凍り付かせた。私の全ての技術、全ての訓練、全てをかけて行ってきた暗殺。それらが、全てこの男に奪われるというのか。

「私の忠誠は、サイ国にある。貴様の誘いに乗るつもりはない」

私は短刀を構え直し、臨戦態勢をとった。レオンハルトは、それを静かに見守っていた。

「忠誠か。良い響きだ。だが、その忠誠は、この先どうなるかな？ これから、貴様がこの天守閣から生きて還れると思うか？」

彼の言葉には、確信があった。そして、その確信の根拠が、次の瞬間、明らかになった。

私の周囲の空間が、ゆっくりと歪み始めた。壁の装飾、床の模様、全てが波打つように揺れ、形を変えていく。それは、先ほどの幻術とは明らかに違う、より強固で、より現実味を帯びた変化だった。

「これは…」

「我が国の誇る、空間歪曲技術というものだ。この部屋全体が、今、貴様を閉じ込めるための檻へと変わる」

レオンハルトの言葉を聞きながら、私は壁に手を当てた。指先が触れたのは、壁の材質ではなかった。それは、まるで生体組織のような、温かく、そして滑らかな感触だった。空間が歪み、壁が肉体のように変質しているのだ。

逃げ場はない。私は完全に閉じ込められた。しかし、くノ一として、私は決して諦めるわけにはいかない。たとえ、この状況がどれほど絶望的であっても、私は最後に、この男に一矢報いる方法を探さなければならない。

私は、短刀を強く握りしめた。緋色の月が、部屋の歪みを通して、さらに不気味な光を放っている。この檻の中で、私は、そしてこの国の運命は、どうなってしまうのだろうか。私は、この絶望的な状況の中で、もはや得るものはないと知りながらも、最後の抵抗を試みる決意を固めた。それは、サイ国のくノ一として、最後まで誇りを失わないための、唯一の道だった。